元気が湧くシンフォニー
幸せな人生を得るには 春川ひろし:著
シンフォニー目次 |
はじめに |
序章 |
第一章 |
素敵な仲間 |
第二章 |
第三章 |
第四章 |
おわりに |
第四章
絶妙なカラクリ
『乳幼児期』
乳幼児期の
かわいい赤ちゃん
人類の近二千年の発想法(⇒物の考え方)は相手の事を慮る大局観的視野等は無い、常に【人間様が一番】と言ったこの世の全てを、人間にとって都合の良い物にする間違いだらけの極めて幼稚な「お子チャマ発想」で突き進んで来たのでは無いかと思われます。
十八世紀頃になると少しづつですが自然環境等にも目を向け始める様になるにはなりますが、常に「我田引水」に徹した人様と言う己一辺倒に好都合な物の考え方に終始しています。
何の変哲も無い【地球を守ろう】と言ったスローガン一つも、良く考えて見ますと決して我々人類が地球をどうこうすると言う偉そうな立場では無く、主役は常に大自然界の中の地球であり宇宙であり、ちっぽけな人類の立場等はその大自然の中で育まれていると言う事をしっかりと肝に命じるべきなのですが、その様な大局観的視野は全く無く常に人間様々と言う発想法は変わらず、人口抑制問題に自然界の法則を無視した「一人っ子政策」をやって見たり、身勝手な殺人核兵器の開発や只々目先の売名行為や銭儲け優先の大公共事業や大開発等をあからさまに展開し自然界の動植物の絶滅やあらゆる自然環境の破壊行為をし続け、留まる所を知りません。
人類の近二千年は幼稚なお子チャマレベル発想と言わざるを得ません。
『地動説』
近二千年の初期では地球は平らで、太陽が地球の周りを回っていると言う【天動説】が常識で、十六世紀半ばに【地動説】が唱えられ天動説は間違いであると提唱されますが、銭儲け以外の脳ミソしかない宗教家軍団はそれ一つを正しく認めるにも四世紀程の時間が必要でした。
十八世紀には【人類は皆平等】と言った、自己中心発想から少し離れた考えが唱えられ始めますが、実際は相も変わらず手前勝手で低次元レベルの、可笑しな国境線を設けたり、一握りの大金持ち(⇒富裕層)を作り上げる為の宗教や戦争に終始し軍国主義だ、資本主義だ、◯◯主義だ、一大政党だ二大政党だ、君主国家だ王政国家だ、◯◯国家だ等と、全てが自己中心で凝り固まった目先の銭確保だけの幼稚な発想に終始し、その間違いだらけの考えを続けていますので、平等になるどころか格差社会をどんどん増長させていますので、戦争や紛争等が無くなる日はいつになってもやっては来ません。
人類の明日は大切で素敵な【青春時代】がやって来るのかも知れませんが、それには常に相手を良く知り、大局観的視野の大きな観点で物事を捉え、常に己の間違いや欠点を改め、日々己を大きく変えて行く努力をする必要が有るのかも知れません。
『大転換』
コペルニクス(ポーランド人)1473~1543
出典:ウキペディア
十六世紀に人類史上最大の出来事となる天文学者のコペルニクス、ガリレオ、ケプラー達によってそれまでの、太陽が地球の周りを周っていると言う「天動説」を真っ向から否定し覆す「地動説」が唱えられますが、己の過ちを認めたり変え様とする事等をしようとしない宗教家群団は、これを認めず【それでも地球は回っている】と唱える、ガリレオを死刑にして迄も頑なに「天動説」に執着しますが、
事実は事実っ、真実は真実っ、
望遠鏡使用法をベネティアの元首に示すG・ガリレオ
1564~1642『天文学の父』(イタリア人)
出典:ウキペディア
己の過ちを正すのに長き時間を費やすのは如何な物か?と思われもしますが、大切な事は過ちを認め、それを改める事で有り四百年と言う時間の単位等は、自然界の時空では、瞬時の出来事とも申せます。
全ての物事、
間違いは間違いっ、
いちはやくその間違いに気付き、改めるかが大事な事で改め無い様では、イギリスの科学者S・ホーキング博士の「人類は限りなく破滅の道を選択し、さまよっていて後、百年で破滅する」と言う予言通り、人類の未来は決して明るい物にはなりません。
『悪夢』
【ゲゲゲの鬼太郎】で知られる漫画家の水木しげる先生が太平洋戦争で南方戦線に出征した際の回顧録で「人間と人間が殺し合いをする戦争は人の心を根底から変えてしまう恐ろしい悪夢だ、個性有る人として生まれて来たその人の生き方の全てを根こそぎ奪い去ってしまうのが戦争です。
その原因は頑なに己の考えに何一つ間違いは無いと言った心根の狭い腐り切った自己中心発想に凝り固まった人の心に巣食う極めて恐ろしい心の病いの宗教感が根深く潜んでいるからです」と述べておられます。
『宗教と戦争』
人類にとって、あらゆる病よりも遥かに恐ろしい人の心を蝕む病が【宗教】です。
(何度も繰り返して恐縮ですが、宗教その物は人の心を磨いてくれる実に素敵な物であり、決して悪い物ではありませんが、それが心根の腐った人に渡って・・・と言うお話をしているのです。)
歴史を見れば、必ず宗教が戦争を引き起こす事をはっきりと証明しています。
この人類の性とも言える宗教が引き起こす【争い、諍、戦争】は、戦の無い平和な時代では、誰もが愛する【プロ・スポーツ】と言う形に姿を変え、人々の身近な所に存在しています。(?)
大変申し訳ございません。
身勝手で独善的な筆者の了見で「宗教は心の病いだ」の何だのと、実に許しがたい可笑しな独善的な偏見で凝り固まった話が続いて来たと思いましたら
今度は突然、そこに更に場違いな「プロ・スポーツ」のお話となってしまいました。
『プロ・スポーツ』
心や身体を健全にしてくれるスポーツは誰にも好かれ愛される間違い無く素晴らしい物ですが、銭が全ての資本主義と言う拝金社会では、これは立派な銭儲け対象アイテムとなってしまい全ての「宗教」同様、本来の目的や魅力等は消え全ては阿漕な人類の性剥き出しの銭儲け亡者達による【勝てば官軍負ければ賊軍、何が何でも勝つ】と言ったさもしい勝者至上主義発想の只々銭儲けだけが主役となる、全てが極めて醜い我儘一辺倒のウジ虫軍団の拠り所となってしまい、スポーツを大切に愛し真剣に取り組み、素晴らしい技量を持っている選手の皆さん達も知らず知らずの内に、とんでもない只銭儲けの為に、奔走させられる人生に追い込まれる実に恐ろしい世界です。
これも再び序章の【ルソー の名言集】の一つを思い出してみて下さい。
『いかなるものものでも、自然と言う造物主の手から出る時は善である。人間の手に渡って全ては悪となる』
だから人はこれをプロ・スポーツと呼んでいるのです。
今ではどのスポーツもその入門手引書や小さな用品から始まりちょっと覗いて見ますと、何から何迄この銭儲けウジ虫軍団の意地汚い阿漕な企みが、至る所にギラギラと見られます。
『肩書』
肩書
このとんでもない阿漕な軍団の顕著な特徴は少しでも楽をし、多くの人からより多くの銭を稼ぎまくる為に必ず陳腐な「◯◯団体、◯◯協会、◯◯連盟」と言った、いかにも尤もらしい肩書を用い、そこには必ず銭儲け以外は全く無い脳ミソの正に最低最悪人間の独裁者そのものと言った、正に政治家の様な人としての心等全く無いマザコン人物の腐り切った【ドン】と称される輩がその象徴トップに君臨し、その取り巻き連中も皆私利私欲に徹する多くの国家公務員や医師軍団等や◯◯群団と同レベルなのがこの軍団の真の姿です。
ここ迄のお話に数多く登場する、戦争だ、宗教だ、政治家だ、◯◯だと言った物の全てがまるで【悪の権化】の様な表現に徹していますが、これらの全てはこの世では全て絶対必要不可欠な物で、決して悪い物は何一つ有りません。
にも拘わらず厳しい表現を繰り返していますのは再び、ルソーの『いかなるものでも、自然と言う造物主の手から出る時は善である。人間の手に渡って全ては悪となる』の一文を思い出して見て下さい。
ここではどんなに正しい事も、携わる人が世襲等のマザコンで甘ったれの過保護で育てられた最低最悪の腐りきったお子チャマ人間なのか、それともしっかりと己の間違いや欠点をいち早く見出しそれを改め、日々己を変えていく【一人前の人】かどうかを見極める必要があると言ったお話をしているのです。
『極め付け』
今では多くの皆さんは既にご存知だと思われますが、スポーツ界の頂点に君臨する表向きはアマチュアイズム等と称して全てが嘘、偽り欺瞞に充ち溢れた、極め付けの「オリンピック」とか、サッカーの「ワールド・カップ」等々の実体は知れば知る程、何処をとっても全てが銭儲けイベント以外の何物でもありません。
その中身はウンザリする程、何から何まで醜い銭、銭、の実体が見え見えです。
その酷さ恐ろしさはスポーツ本来の素晴らしい目的や、素敵な魅力やそのスポーツを愛している選手の思い等は微塵も無く、ひたすら己の私利私欲と売名行為のみに専念する古今東西、程度の低い幼稚なお子チャマレベルの輩達で、正に多くの国家公務員の政治家の皆さんや医師界の皆さんと何ら変わりがありません。
そこには当然汚職、賄賂、談合、セクハラ、パワハラ、脱税、手抜き◯◯等々のありとあらゆる全てのおぞましい犯罪は日常茶飯事なのが◯◯協会とか◯◯連盟と言った看板を堂々と掲げているウジ虫群団の真の姿です。
常に適当に都合良く祀り上げられ、利用されている哀れなピエロ役の選手達、或いは一般人は皆利用されている事すら気付かず、ノーテンキで只、勝った負けたと大はしゃぎしているのです。
『相撲』
相撲
日本の象徴的プロ・スポーツの代表格は、長い歴史と豊富な実績を持つ相撲。
そして相撲と言えば誰もが必ず思い浮かべる素敵で素晴らしい響きのごっつぁんです、とかちゃんこ鍋と言った言葉同様、誰もが連想するのが【八百長】と言う素晴らしい言葉。
江戸の時代から延々と真の「相撲道」とか「国技だとか、神事」だと言うのは何処えやら【チャンチャラ可笑しく】考える事は全て自分達の都合の良い銭儲けに徹し、何から何までイカサマと張ったりの限りを尽くし、常に民衆が大喜びしそうな勝敗や記録を巧みな演出や話題造りをして操り、適当に英雄記録等を作り出し、一人でも多くの民をたぶらかし、如何にして木戸銭(⇒入場料)を多く掻き集めるかに専念するプロの八百長軍団。
これは何も相撲界だけに限った話では有りません。
名だたる大企業を始めとした職業群団の中味は全て宗教や多くの国家公務員や医師軍団等の世界同様、己の私利私欲を要領良くむさぼる、銭儲けプロ群団以外の何物でも無くスポーツ業界や宗教団体、或いは政治家団体、医師会団体、◯◯団体と言った全ての団体の内側は古今東西、ともかく自分さえ良ければの自己中心の輩が偉そうに、会長、社長、理事長等々の肩書を振りかざし、哀れな選手や一般大衆を巧みに牛耳って確実に銭儲けの為の八百長行為を実行しています。
このトップに鎮座するのは必ず独りよがりの、お子チャマ人間の代名詞とも言える多くの甘ったれの政治家、国家公務員、医者、等々と同じ輩で、常に利用され騙されるのはお人良しな一般人です。
それでもまだ日本はよその国と比較すると良い方なのかもしれません。
よその国では、突然、新幹線がひっくり返ったり、買い物客が大勢いるビルが崩壊したり、橋が崩壊したり、道路が陥没したり等々の「八百長行為」による悲惨な大事件は日常茶飯事。
我が国の象徴的トップ企業の自動車業界、家電業界、建設業界、銀行業界、◯◯業界、全ての企業のどれもこれも他国と比べて多少の違いはあるにしても、たまたま八百長行為が上手く作動し、問題視されていないだけの事で、一度これが露見し始めると世の中は天地がひっくり返る程の大騒ぎとなります。
人様が口にする飲食物を扱う食堂、料亭、料理屋、レストラン、土産物店、等々の産地偽装疑惑等から始まるあらゆる誤魔化しや、水増し行為等の八百長行為等々は、その殆どは日常化しその実態や現状は皆恐ろしく酷い物で日々常識的に繰り返えされ、決してそれらが無くなる事はありません。
『江戸川柳』
江戸川柳に「江戸人として男に生まれたからは、小糠三合手にしたら、養子に行くな」と言うのと同じ様に「人様が、口にする大切なおまんま(⇒飯)で銭を得る生業と、人様にとって大切なおぜぜ(⇒銭、お金)に手を染める金貸し業(⇒高利貸し)だけには間違ってもなるな」と言うのが有ります。
これは先程のプロ・スポーツのお話同様多くの人々に安易に受け入れられ易い、食品業や金貸し業等を己が生きて行く為の食いぶちとして一度でも引用しますと、知らず知らずの内に江戸人の誇りとしている粋(?)な人では無い、彼等が最も忌み嫌う最低最悪な人としての心を失い銭だけに目がくらんでしまう、自己中心で凝り固まるヤボでお粗末な人間になってしまいますぞ、と言う粋(?)な警告をしているのです。
『なりわい』
果たして【江戸川柳】の教えが正しいかどうかは分かりませんが、お米屋さんであろうが、高利貸し屋さんであろうが飲食店であろうが、仮に江戸人がどう思おうとも、それらの職業は決して慈善事業や無料奉仕事業では無いので己の適正利潤追求は「理の当然」の事であって、関係者の皆さんに言わせれば、巷で大騒ぎしている偽装工作だ、粉飾内容だ産地偽装だ等の問題は、江戸の時代或いはそれ以前から延々と日常茶飯事的に繰り返されて来た極く当たり前の事を、何を今さら引っ張り出して来て「バッカじゃ無いのっ」と言った程度の感覚でしか無いのです。
然し視界の狭い自己中心の塊の江戸人は、訳の解らない【粋】とか言うヘンテコリンな物に異常な拘りを持ち、それを余り良しとは思っていなかった様です。
大局観的視界
これは、当時全米で話題となっていた話で、
NASAで働いていた、
友人から直接聞いたお話です。
『スペース シャトル計画』
1961年5月、アメリカ【第三十五代大統領】J・F・ケネディが大統領就任演説で述べた月に人を(⇒Man on the moon)で始った有人宇宙飛行計画で、NASAはスペース・シャトル計画を開始、数多くのスペースシャトルを打ち上げます。
その乗務員の一人に史上初めて、中東の国から選ばれた一人の若いアラブ人の宇宙飛行士が、帰還後のインタビューで述べた次の話は、実に素晴らしいものでした。
地球を周回するスペースシャトル
出典:ウキペディア
喜びと緊張と不安が入り混じりながら宇宙に到達した最初の自分は直ぐに、
【紅海は?シナイ半島は?自分の国はどこか?】
に終始し、翌日もその翌日も、シャトルがその地点に差し掛かると、そればかりが頭の中をよぎっていましたが四日目、五日目になるとそんな事より自分は何故、ここにいるのか?と言う気持ちに変わり、それからは真剣に自分の任務に取り組める様になりました。
その日から自分は何故?当初の数日間は自分の国の事ばかり気にして居る心狭い人間だったのだろうか?と、実に哀れな自己中心発想を反省する迄になり、自分が今眺めている地球はとても言葉では言い尽くせない程美しいのに地上では何故日々醜い紛争や残酷な戦争がいつになっても絶える事が無く繰り返されているのか?と言った事を考える様になり、南極大陸上空に達して大規模なオゾン層の破壊や、アマゾンの密林の自然環境破壊等の現状を目の当たりしますと、自分も含め人は皆この美しく素晴らしい地球を極めて身勝手な視界の狭い目先の出来事のみに終始し、訳の分からない身勝手で可笑しな主義主張をし、そこから派生する数々の問題に翻弄され大事な大局観的視野を蔑ろにし、完璧に何かを見失っている、と言う事を痛感する様になりました。
人は皆【人類は皆平等】等と言いながらも、何故?この世に激しい貧富の差が有り、激しい格差社会が無くならないのか?国境線等は一体全体、何の為に有るのかと言う様な数々の疑問が溢れ出て来て、今回の宇宙船に滞在する事で実に多くの有意義な時間を貰う事が出来ました。
こんなに素晴らしい会見の場を貰えた、この任務に大きな喜びと責任と感謝を持つと同時に、自分のこれからの人生は、少しでも多くの人々の為に「全てを尽くす事を己の人生にしよう」と心に深く誓っています。
有り難うございました。
元気が湧くシンフォニー第四章(完)
◎【第三章】の格言の解答
いつ迄も有る思うな・・・に続く
下の句の◯に入る漢字は、
いつ迄も有ると思うな「親」と「金」
無いと思うな「運」と「災難」
です。
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