(足立よみうり新聞平成27年7月3日掲載記事を転載)
高齢者施設で今回が676回目となる「春川ひろしと童謡を楽しむ会」が6月24日、千寿介護老人保健施設(千住中居町)で行われた。

トークと演奏で楽しませる
3階フロアに利用者ら約60人が集まり、MCとキーボード担当の春川さんが「6月なので結婚式で歌われる歌『ここに幸あり』」と言うと、さっそく演奏が始まった。
この日の出演は、ボーカルに優さん、トランペットは下間哲さん、のこぎり演奏はのこぎりキング下田さんと橋本明美さんの5人。
プロジェクターで歌詞を映し、それを見ながら参加者たちも歌う。
1曲終わると軽妙なトークで、次の曲にまつわる背景や歌詞の説明などを交える。
あめふり、七夕、東京音頭など全10曲を会場一体となって楽しんだ。
最後に「皆さん歌を歌ってキラキラ若くなったね」と笑いを誘った。
ジャズドラマーの春川さんは毎月5~8か所で慰問を続ける。メンバーは8人で、集まれる人だけで演奏する。
「ただ話しかけるだけでは壁があるので、音楽を通してそれを取り払い、音楽の喜びを伝え元気になってもらいたい」と話す。
童謡を歌う理由については「日本人の心には童謡がある。童謡を皆で歌うことにより少しでも若返らせてあげたい」とその効果?には自信を持っている。